持ち主不明の土地が九州地方と同じ広さがあるらしいです

昨日のニュースで見たのですが、持ち主不明の土地が日本全体で増えていて、九州地方と同じくらいの面積になっているという話です。

基本的に持ち主はいるのですが、連絡が取れないということなのでしょう。土地は必ず誰かの所有物となっているので「登記簿」に所有者として明記されているはずです。所有者が記載されていない登記簿って未だ見たことがないですね。建物に関しては未登記といって、登記されないまま建っているものはあるのですが、何故だかキチンと固定資産税の対象になっていて支払義務が発生しているはずです。

だったらどうして今頃持ち主不明の土地が九州地方と同じくらいの面積になっていて問題になったのか?ということですが、これは本来の持ち主が亡くなってしまい、その後相続手続きがされていないとか一人暮らしのご老人で亡くなった後、遺産問題で決着が付かずに放置されているとか、昔外国人が買ってそのまま帰国、、、というパターンもあります。

何年か前に代々木の狭小地問題で調査したことがあります。代々木の高級住宅街なのですが、狭い土地の所有者と連絡がつかなくて立替が困難になっている依頼人からの案件でした。

登記簿謄本を見せてもらったら、昭和初期に購入した外国人の所有物でした。氏名と住所が書いてあるのですが、そこは新しいビルが建っており、そこに外国人が暮らしているという証拠も話もありませんでした。

調べていくうちに、その外国人はすでに帰国していることがわかりました。年齢もかなり高齢のはずなので亡くなっている可能性も高いですし、相続人を探すというのも外国ですので不可能に近い案件でした。こういう場合はどうなるのか判断できませんが、官報などで問題の土地の所有者に公報し、何ら連絡がない場合は放棄したとみなされるとか、そういうことになるんでしょうかね?

何故、帰国したのが分かったかというと、昔、横浜の一角では同じ国籍の外国人が来日して、布製品等の輸出入で栄えた時期があったそうです。その頃に一緒に仕事をしていた人物とコンタクトが取れて話を聞くことができたのです。

いまでも横浜のその地域に行くと、当時からの名残でその国籍の外国の方達が多く集まる集合住宅があるみたいです。今は全く別の観光スポットになっていますが、昭和初期の頃は全く違った顔を見せていたんですね~。